18-05-25 修理:brother ZU2-B680
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今日の修理は、鹿児島県鹿屋市のお客さまのミシン。
brother ZU2-B680 です。
ポータブル型に改造された、とっても昔の職業用ミシン。
「糸がぷつぷつ切れて使いものにならない」と持ち込まれました。
たまにしか使われないお客さま。
100均のあまり上等とはいえないミシン糸を使っていたのは、まあ、しかたない。
たしかにこれが糸切れの原因のひとつ。
でも、このミシン、糸調子というか糸取バネがたいへんかたい調子になっていました。
これが安定して縫製できない主原因です。
家庭用ミシンではこのバネを調整する必要はありませんし、たいていはさわれないようになっています。
職業用ミシンをお使いの方も、糸かけのときには意識するでしょうがこのバネを調整してない方のほうが多いはず。
いまのミシンはそれで問題なく縫えるので、いいんです。
でも、業務用途で使われているミシンだと、このテンションを調整してあることがある。
聞くと、このミシンの元の所有者の方も縫製の仕事でこのミシンを使っておられたそう。
特殊なものを縫製していたのかもしれません。
というわけで、この糸取りバネを標準的な状態に調整させていただきました。
それだけで、力強く、きれいに縫製できるようになりましたよ。